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 公開質問状に対する回答と考える会の見解の公開にあたって
 




  5月20日付けで、考える会が提出した公開質問状に対して、その回答が6月9日にありました。しかし
その内容が、真正面からの答えがなく具体的な回答がないばかりでなく、府民に対してもあまりにも不
誠実であると考え、このまま公開するのではなく、具体的かつ誠意ある回答を得るため、大学側と再度
話し合いを求めてきました。
  7月16日、大学側との話し合いの場をもっていただきましたが、「6月9日時点ではあの回答しか書き
ようがなく改めることはしない。」とのことでした。不本意ではありますが、公開質問状に対する回答
と考える会の見解を公開することになりました。
 みなさまからも、メール等でご意見をお寄せ下さい。
            
 公開質問状に対する回答



 


 公開質問状の回答に対する見解 


            

                                公開質問状の回答に対する見解
                          
                                        2010年6月16日
                                        大阪府立大学問題を考える会
          
    考える会の公開質問状(2010年5月20日付)に対する大学の回答(2010年6月9日付)およびその対
  応の姿勢には、誠意が感じられず、私たちは落胆をしています。
    全面にわたって、一つ一つの質問に対する真正面からの答えがなく、実態のないことばの羅列が多
  く、具体的な回答になっていません。
   考える会は単なる外部の団体ではなく、府立系四大学(大阪府立大学・大阪女子大学・府立看護大
  学・大阪社会事業短期大学)の同窓生の集まりであり、学内の教員や学生とのつながりもあります。
  また、考える会はシンポジウムの開催やマスコミへの訴え、署名活動などを通じて、府民の意見も十
  分聞き、その声を公開質問状に反映させています。
    考える会へのこのような態度は、大阪府立大学の真の発展を願い、改革について真剣に考えている
  府民へも不誠実であると言わざるをえません。

  1、回答1について
    回答では、「見解」と「改革案」についてのそれぞれの位置づけが述べられ、「学内の意見の集約」
  は「見解」の方にあると述べています。
    私たちがもっとも聞きたかったのは、わずか数日の違いで「学内の意見の集約」とは全く正反対の
  「改革案」が出たのはなぜかという点です。この点における明確な回答がないのは、そこに公表でき
  ない知事の強圧的な力が大きかったからと推察します。
    このとき、学長は、大学の自主性を守るために、毅然として、全学討議のための時間の必要を知事
  に依頼すべきであり、全学の意向を集約するプロジエクトチームをていねいに組織すべきであったと
  いう意見が多くあります。私たちは今回の改革の出発における問題点の一つはここにあると考えてい
  ます。

  2、回答2と3 について 
  (1)「より魅力ある強い大学」とは、
    「より魅力ある強い大学」をつくるために、文系を排除したという今までにないあからさまな回答
  ですが、「強い」とはいったい何に対して強いというのでしょうか。回答には触れられていませんが、
  大学関係予算を大幅に縮小する政府の方針のもとで、大学の自助努力で生き残りをかけねばならない
  競争に「強い」大学、科学技術系の学生を人材として送り出す関西財界にとっての「強い」味方にな
  る大学のことであり、府民の生活やくらしにとって「強い大学」ではないのです。
    文系を排除した大学は府民にとって、「魅力ある大学」にはなりえません。
  (2)「歴史と伝統ある府立大学」について
    2005年の3大学統合により、大阪女子大学の学問・研究をひきついで、文系学部を含む総合大学と
  して、大阪府立大学は新生スタートをきりました。今回の改革では、総合大学としてさらに発展する
  方向ではなく、再び理系の大学として、今度は経済学部まで切り捨てて、スリム化する方向を選びま
  した。
    戦前、全国に先駆けた女性の高等教育機関としての歴史、大阪の上方文学のかなめ的な存在であっ
  た文学・学術の伝統などの大阪女子大学の栄えある歴史と伝統はばっさりと切り捨てられたのです。
  「歴史と伝統ある府立大学」というのは、統合以前の理系三学部のことであり、今回の改革が初めか
  ら大阪女子大学の歴史と伝統は問題外であったことが露呈しました。そのため、この項では、批判を
  おそれて具体的な回答ができなかったものと思われます。大阪府立大学の中でも、歴史のある経済学
  部まで、切り捨てておいて、「歴史と伝統」などということばを安易に使ってほしくないものです。

  3、回答4について 「府民に愛され、信頼される大学」、「大阪の顔となる大学」とは、
    知事は当初、大学の運営費交付金の削減がねらいであると言い、その間違いを指摘されたあとは、
  「金の問題ではなく、府大の存在意義を高めるための改革だ」と言っています。この問題の発端時か
  ら、大阪府立大学の存在意義が論議されてきました。
  考える会は結成時の趣意書において、次の3点を挙げています。
  1、ユネスコ憲章で定めた高等教育無償に程遠い今の日本の高学費の中で、比較的安い公立大学の存
      在は府民だけではなく、全国的にも貴重な存在である。
  2、大阪府民のいのちとくらしを守るために、解決しなければならない諸問題、雇用・貧困・教育・
      環境・健康問題などを研究し、具体的に援助できる場が府立の大学に求められている。
  3、歴史ある大阪の学問・文化研究の砦として、大阪の文化遺産を守る場が府立の大学に求められて
      いる。

 
 

大学側との話し合いの様子 7月16日
右奥から3人目が奥野学長、左奥から4人目が中井代表


   一方、大阪府立大学は経済学部を中心にかね
 てから大阪および関西地域の経済の発展に寄与
  してきました。大阪府立大学は、総合大学とし
  ての機能が求められています。今大学が行おう
  としている改革はこれとは、まったく逆の方向
  を向いています。それでどうして、「大阪の顔
  となる」と言えるでしょうか。
    いま、全国的にも、日本の大学はその存立が
 危機的状況におちいっています。前政権が10年
  来、「国際競争力ある大学」を看板に経済効率
  優先の「大学の構造改革」を推進してきた結果
  です。教育・研究のための予算は削減され、法
  人化により、大学の自主性はどんどん弱められ
  ています。大阪府立大学もその影響下にあり、
  大学の運営は非常に困難を極めていることはよ
  く理解できます。
    そういう時だからこそ、府民の声をよく聞き、
  教職員とも力を合わせ、真の「大阪の顔」とし
  ての大阪府立大学を発展させていくことが今一番必要なことではないでしょうか。
    10年後、20年後の大阪府立大学を展望したときに、あるべき姿として、社会の知的・文化的発展、
  府民の生活の質的向上、大阪・関西地域経済に大きな役割を果たせる大学を模索する必要があるので
  はないでしょうか。
    学長をはじめ大学当局がその姿勢を示されるのであれば、私たちもともに協力をしたいと思ってい
  ます。 
                                                 以 上
            
            
 
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